測量とは、国土の実態や状態、位置などを測ることです。
地球上の諸点の相対位置を定め、地形・地物を縮尺化表現図示して、 地図や図面を作り、数値や図面で表された諸点
の関係位置を現地に設定する作業や技術の事を言います。
実際の作業として説明しますと対象地域の資料調査(法務局、市町村役場等)から始ま り、現地の測量、測量した結果と
事前資料との調整計算、調整結果の現地への表示、関係対象との協議、図面の作成等をすべてが測量です。
測量は目的によって現場での作業手段及び方法が異なりますがどのような目的の場合でも基本原則として、測量は全体
から部分に及ぼすという観点のもとに行われます。
その理由として測量には許容誤差が少なからずあり、その誤差が部分的なものから全体に及ぼすと誤差が累積してしま
い収拾のつかない大きな誤差を生むからです。
ですから、どの様な目的でも、対象地域が広域でも狭い地域でも、この基本原則のもとに測量は行われます。
■日本ではじめて本格的な測量をした人は・・・
「伊能 忠敬」 です。
測量をやっていない方でも知っている方が多いと思います。
中学の社会などの歴史ででてくる人です(あまり大きく教科書に載っていないので試験等にも出ないと思いますが)。
今のように機械技術も発展してなかった中、地道に測量をし、極めて正確な地図をつくりました。
伊能忠敬らが作成した地図は伊能図と言います。
ただ、伊能忠敬が生存中には、伊能図は完成できませんでした。
忠敬死後に、伊能の弟子らで意思を引き継ぎ完成しました。
■測量の種類
a.測地測量( 三角測量 多角測量 三辺測量 GPS測量 水準測量)
測地測量とは基準点や水準点をもとめる測量です。
基準点とは、位置、高さなどが分かっている点で、 あらゆる測量をするときに必要不可欠な点です。
なお、それぞれの基準点には、 球体の地球を平面に見立てた位置の数値~平面直角座標値(以下座標値)が決められ
ていています。
三角点は位置(高さ)の基準点で、1等から4等まで存在しています。
上の等級に行くほど数は少ないですが、きわめて精密な測量を行って設置しています。
位置のもとになる原点は日本経緯度原点と言い、麻布に原点があります。
ただ、平成14年から経緯度は世界標準を使うようになりました。
水準点は高さの点で、基準水準点、1等水準点、2等水準点があります。
なお、高さ0メートルはなぜか東京湾平均海面で決められていて、 水準原点は国会議事堂の近くにあります。
水準原点の高さは約24.41メートルです。 なお、基準点・水準点には「標石」という目印の石が設置されています。
b.地形測量 (写真測量 平板測量 地図編集)
測地測量で求められた位置や高さを元に地図を作っていく測量です。
そのなかでも航空写真をもとに地図を作る測量の写真測量は、基準点測量に対し、基本図測量と呼ばれ、 地形図などを
作るのに必要不可欠な測量です。
c.応用測量(河川測量 海測量 工事測量 路線測量 他)
a,bの測量を応用したり、組み合わせたり、または特殊な測量がこの分野に入ります。 ぞれぞれ目的に合わせて使われて
います。
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